今回のブログでは、
買った株がストップ高になった!売った方が良いの?それとも更に値上がりすることを期待して翌日に持ち越した方が良いの?
という疑問に答えたいと思います!
今週2銘柄でストップ高を経験しました。いざストップ高になると、どう立ち振る舞って良いか分からず、後々、もっとこうすれば良かったなーと思うことがあったので、皆さんに紹介していきたいと思います。
目次
ストップ高ってなに?
まずストップ高とは、前日の終値に対して値幅制限いっぱいまで株価が上がることです。S高(えすたか)とも呼ばれていますね。
逆に値幅制限いっぱいまで株価が下がることをストップ安(S安, えすやす)と言います。
値幅制限って何のためにあるの?
値幅制限は、急激な株価の変動により、投資家に予想外の大きな損害を与えないように設定されているようです。
仮に値幅制限というものがなかった場合、特に信用取引をしている人は、一度の急激な株価変動で再起不能、つまり破産するくらいの損失を被る可能性があるのではないでしょうか。
参考までに各株価での値幅制限は以下です。
前日終値 | 制限される値幅(上下) |
〜100円未満 | 30円 |
100円以上〜200円未満 | 50円 |
200円以上〜500円未満 | 80円 |
500円以上〜700円未満 | 100円 |
700円以上〜1000円未満 | 150円 |
1000円以上〜1500円未満 | 300円 |
1500円以上〜2000円未満 | 400円 |
2000円以上〜3000円未満 | 500円 |
3000円以上〜5000円未満 | 700円 |
5000円以上〜10000円未満 | 1000円 |
10000円以上〜15000円未満 | 1500円 |
15000円以上〜20000円未満 | 3000円 |
20000円以上〜30000円未満 | 4000円 |
ストップ高はなぜ起こるのか?
まだハッキリと分かっていませんが、ストップ高は以下のときに起こっている気がします。
- 決算の内容が株主の予想を超えて良かった(例:オイシックス・ラ・大地,前年同期比4.4倍)
- 売上に影響を与えるようなとんでもないニュースが発表された(例:UUUM,吉本興業タレントとの提携)
- 通期計画が上方修正された(例:コパ・コーポレーション)
特にコロナの状況下で下方修正する企業が多い中での上方修正は、相当な買い材料になると思っています。
ストップ高になったら売るべきか?
結論として、ケースバイケースというのが僕の考えです。
なんじゃそりゃ!と言って閉じないで下さい。。ケースバイケースと言うのは、ストップ高の原因となった買い材料の中身によると言う意味です。
冒頭でも触れましたが、僕はこれまでに2銘柄でストップ高を経験しています。実際に僕が、ストップ高になったときにどんな対応をしたのか、反省点を含めながら皆さんに紹介したいと思います。
ストップ高になったときにどうしたか?
僕が保有している銘柄がストップ高になった銘柄と内容は以下です。取るべきだった行動についても記載しています。
- スカラ:8月14日に決算発表。売上、営業利益とも前期比マイナスも、ソフトブレーンという子会社の株を売却。それにより営業利益が予想の3倍になるという内容。配当も増配。17日にストップ高となったが、翌日大幅に下落した。現在は決算以降、最高値を更新←17日に売却する、もしくは株価が上がるまで持ち続けるのが正解。
- コマースワン:8月14日に決算発表。通期計画に上方修正をかけても良いくらいの好決算。8/19(水)〜8/21(金)まで連続3日ストップ高となった。←19日以降も持ち続けるのが正解。
で、僕はどうしたかと言うと、
①については、ストップ高の翌日は株価が上がることはあっても下がることはないだろうと思い、持ち越したところ、予想に反して株価が大幅に下落したため、調整で少し上がったところで売却。完全に失敗しました。
②については、①の経験があったので怖かったけど、決算にネガティブな内容が見つからない、事業内容的にも時代のトレンドに即していて、大幅な下落はないだろう判断して持ち越し。結果、連続ストップ高となり、約30万円の含み益になりました。たった3日で30万円です。これは成功と言えると思います。
ストップ高を経験して感じたこと
これらの経験から、ストップ高を引き起こした買い材料の中身によって、ストップ高が連続するのかしないのかが決まるのでは?と感じました。
スカラの例では、通期計画の大幅な達成と増配は買い材料である一方、売上・営業利益が前期比マイナスというネガティブな情報もありました。また、通期計画の大幅な達成は子会社の株価売却によるものであり、会社の成長を予測するものではなかったため、1日限りのストップ高になった。
一方、コマースワンの例では、明らかな好決算と時代にマッチした事業内容が買い材料となり、長期的な会社の成長が期待され、3日連続のストップ高になったのではと考察しています。
そもそもですが、ストップ高になると買いと売りの量が釣り合わず、売買が成立しなくなって、”売りたくても売れない”ということもあるのですが、これは別の機会に触れたいと思います。
まとめ
ストップ高になったら、ストップ高の原因となった買い材料の中身を良く確認し、持ち越すか判断することをオススメします。
結果的に判断が間違ったとしても、次のストップ高のときにまた考え、少しずつ判断の精度を上げていけば良いと思います。偉そうに書いていますが、僕もまだまだ分かっていません!笑
長くなったけど最後まで読んで頂いてありがとうございました!
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