今日は172社が4-6月期の決算発表をしました。ぱっと見た感じ、8割以上の会社が、昨年に比べて減益だったと報告しているようでした。。コロナウイルスにより相当数の企業がダメージを受けていることが数字になって出てくると、とてもつらいです。
さて、今回は、今日決算発表だった172社のうちの1社、タクマ(6013)の決算を見ていきたいと思います。
目次
タクマ(6013)ってどんな会社?
タクマは「環境」と「エネルギー」を主要テーマにごみ処理・水処理・ボイラ・産業廃棄物処理プラント事業を展開している会社です。
「技術を大切に、人を大切に、地球を大切に」「限りある水資源を守り、エネルギー利用を推進する」というスローガンを掲げています。
世界的な課題である環境問題に大きく貢献しており、今後、更に注目される会社だと思います。
タクマ(6013)の株価チャート
まずは、タクマ(6013)の今年の株価チャートを見ていきましょう。
コロナウイルスの拡大により3月中旬に株価を1000円以下に落としたものの、その後徐々に回復し、本日、今年最高値を記録しています。
コロナウイルスが業績に与える影響はあまり大きくないだろうという期待が、株価チャートに現れているように見えます。
タクマ(6013)の決算結果
2020 4-6月期のタクマの決算結果は以下です。
カテゴリ | 2019年 4-6月 | 2020年 4-6月 | 増減 |
売上高 | 262.7億 | 322.9億 | 22.9% |
営業利益 | 12.6億 | 22.2億 | 75.8% |
純資産 | 850.4億 | 862.2億 | +11.8億 |
コロナウイルスの影響で大幅な減益を発表した会社が多い中、タクマは売上高、営業利益、純資産の全てが昨年から増加しています。
営業利益の細かい内訳は以下です。
- 環境・エネルギー(国内)事業:27.8億
- 環境・エネルギー(国外)事業:ー0.53億
- 民生熱エネルギー事業:ー0.97億
- 設備・システム事業:0.95億
環境・エネルギー(国内)事業が主な収益源であり、昨年から約1.8倍に増えたことが今回の増益に繋がりました。
タクマ(6013)の今後の見通し
まず、決算後の株価チャートについて。今日の決算発表は株式市場が閉まるギリギリ、14:50にされているのですが、発表後、株価は急沸しています。その後、1640円付近で変動し、大引けで大量の買い・売り注文(おそらく利益確定)が発生し、1649円で取り引きを終えています。
明日以降の株価はどうでしょうか。完全な素人の予想ですが、株価1500円くらいまで調整でゆるやかに下落し、その後はゆるやかに上昇、年末には1800円くらいまで値上がりしていると思います。
タクマは決算にて、”老朽化したごみ処理プラントの更新や延命化対策、エネルギー政策を背景としたバイオマス発電プラントの建設など当社グループの主要製品には引き続き需要が見込まれています”と発表しています。
今回の僕の予想が、当たっているか間違っているか、後日確かめてみたいと思います。
おわりに
今日はタクマの決算結果についてまとめてみました!
明日以降も、気になった企業の決算をピックアップして、まとめてみたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました!