今日は、急に気になって、ネットで企業型DCの運用状況を確認しました。もしかしたら、企業型DCってなーに?って全然知らない人や、会社に制度あるけど何のことか分からんので放置してます!とか言った人のために、解説させて頂きます!!
目次
企業型DCってなに?
簡単に言うと、確定拠出年金の1つで、自分の退職金・年金を自分の責任で積み立てていく制度のようなものです。
企業型・個人型確定拠出年金の違い
確定拠出年金には2種類あります。
企業型確定拠出年金(企業型DCと呼ばれる)
企業が毎月掛け金を積み立ててくれる。従業員(加入者)はそのお金で年金資産の運用を行う。将来受け取る年金の額は運用成果により変動する。
個人型確定拠出年金(iDeCoと呼ばれる)
自分で毎月の掛金を決め、積み立てていく。掛け金については全額所得控除の対象になるので、年末調整等で還付金がもらえる。
個人型確定拠出年金(iDeCo)については、資産形成の選択肢の1つとして、NISA, 積み立てNISAなどと比較され、話題になっていますが、企業型確定拠出年金(企業型DC)については会社で加入してるけど、正直あまり良く分かっていないという人も多いのではないでしょうか?
今回のブログでは、企業型DCについての疑問を解決していきたいと思います!
企業型DCを導入する企業は増えている
最近は企業型DCを導入する企業が増えています。主な背景は以下です。
- いままでは会社が社員の退職金を積み立てて、退職する社員に支払ってたけど、超低金利が長期化したので、安定した積み立てが難しい。
- 資金を運用して積み立てる方法もあるけど、運用が失敗して、積み立てが不足してしまったら、会社の評価に影響してしまう。
- 企業型DCを導入して、社員に自己責任で運用してもらう。
他にも、雇用の流動化を目的に、人材派遣や契約社員を採用する企業が増えてきたことも導入を促進しているようです。
ちなみに僕は、転職先の会社で企業型DCに加入することになりました。
最初は全く分かっておらず、人事の人に、「これは加入しないと駄目なんですか?」みたいな的外れなことを聞いてしまったのを覚えています。笑
会社が掛け金を積み立ててくれる制度なので、勤めている会社が導入している場合はありがたく制度を利用させてもらいましょう(^^♪
企業型DCに加入したら何すればいいの?
まずは確定拠出年金インターネットサービスにアクセスし、会社から受け取った加入者口座番号とインターネットパスワードを入力してログインしましょう。
続いて個人ポートフォリオタブの商品別配分変更から、どの商品に何%割り振るか決めます。例えば、
- 三菱UFJPB成長型 40%
- 野村新興国株式 40%
- 日興インデックス海外債権 20% など
ちなみにこれは僕の今のポートフォリオです。笑
毎月約4000円の拠出金がこれらに割り振られます。ちなみに、一度決めてもいつでも割合を変更できるので、安心して割り振って下さい!
また、個別の商品の説明は、投資商品情報のタブや、会社からもらうガイドブックで確認できます。
企業型DCってお得なの?
みなさんが一番気にするところはここだと思います。
そこで僕が3年半、企業型DCを運用した結果をお見せします。
商品名 | 割合 | 評価額 | 取得金額 | 損益 | 損益率 |
三菱UFJ銀行DC1年定期 | 55% | 71,920円 | - | - | - |
三菱UFJPB成長型 | 15% | 19,456円 | 18,616円 | 840円 | 4.5% |
日興インデックス海外債券 | 12% | 16,237円 | 15,372円 | 865円 | 5.6% |
野村新興国株式インデックスF | 12% | 15,931円 | 14,542円 | 1,389円 | 9.5% |
ノムラ日本債券O野村DC | 6% | 7,965円 | 8,107円 | ▲142円 | ▲1.8% |
全体で見ると平均5%損益率くらいで運用できています!!
一番上の1年定期というやつは無視して下さい。
これは僕が企業型DCに加入してから1年半以上も割り振らずに放置した結果、1年定期というところに入れられてしまい、運用出来ていないものになります。。多分スイッチングという機能を使えば他のに割り振れるはずなので、近々割り振りたいと思います。
最初から割り振っておけばよかったなぁ。。
企業型DCのメリット
僕が思う大きなメリットは以下の2つです。
- 掛け金が非課税である
- 運用益が非課税である
通常、株式投資などで利益が発生した場合は、運用益の20%が税金として持っていかれます。一方、企業型DCで発生した運用益は100%自分のものになります。これはかなり大きいと思います。
企業によってはマッチング拠出制度を導入しており、企業が積み立ててくれる掛け金に、自分の給料から上乗せして運用することができます。
まとめ
それでは今日のまとめです!
- 企業型DCとは、企業が毎月積み立ててくれる掛け金で、従業員が年金資産の運用を行う制度である。
- 企業型DCに加入したら必ず配分の設定をしよう。
- 企業型DCは掛け金・運用益が非課税。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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